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顧客とアプリケーション

アジア太平洋地域を拠点とするシステムインテグレーターが、最新プロジェクトでApacerの支援を求めました。SCADA技術を搭載する食品加工システムである最新プロジェクトには、最高の信頼性を持つデータストレージが必要でした。

 

課題

食品加工システムは24時間連続して運用でき、休止時間を極限まで削減する必要がありました。そのうえで最長10年間の稼働寿命を持つよう設計されているため、最も耐久性の高いコンポーネントを選ばなければなりません。また、旧式のハードウェアとソフトウェアが原因で、プラットフォームとモジュールに様々な制約が課されており、顧客は互換性の問題を心配していました。

SCADA運用で不可欠なダイナミックなデータ転送が、常時必要とされます。顧客はまた、アジア太平洋地域の一部では電圧が不安定となることも予測していました。こうした課題をすべて念頭に置き、Apacerの経験豊富なエンジニアリングチームが作業を開始しました。

 

ソリューションとテクノロジー

 

Apacerのエンジニアリングチームは問題を詳細に検討し、顧客へいくつかの推奨を行いました。まず、Apacerのダブルバレルソリューションを顧客のシステムへ統合することが推奨されました。ダブルバレルソリューションで核を成す2つの要素の1つ、SSDWidget2.0アプリケーションは、SSDが稼働寿命の末期に達しつつあることを運用の担当者へ伝えることで、動作停止までに交換できるようにします。この方法で、休止時間が排除され、データの一貫性を保持できます。また、互換性が常に保たれるように、Apacerのエンジニアリングチームは顧客へのソフトウェアをカスタマイズしました。

さらに、不慮の停電が原因でデータ破損が起こらないように、チームは顧客のプロジェクトへApacerのDataDefender™テクノロジーを採用するよう、推奨しました。この電源管理システムは、電圧低下をすべて検出し、安全にシャットダウンするよう設計されています。

システムが厳しい環境でも稼働し続けるように、チームは最後に顧客へコンフォーマルコーティング処理を推奨しました。この被膜処理は湿気や細かな破片(食品の粒子など)が繊細なコンポーネントへ接触する危険を防止し、顧客のシステムをより長期間にわたって稼働させます。

 

結果とメリット

結果として、顧客はApacerの推奨すべてを取り入れました。これにより、長年にわたり継続使用しても支障なく機能する堅牢性を保証された、耐久性と信頼性を併せ持つ食品加工システムが実現しました。また顧客は、食品加工システムが厳しい環境に耐える能力を得たことで、下流に位置する買い手との関係が大きく改善された、ともApacerに伝えています